昨年5月にクラウドファンディングを通じて資金も作業もみんなが応援してくださり、ひと夏かけて作り上げた大きなピザ窯です。「かま爺」こと奥野さんが、屋外でも冷えにくい構造を試行錯誤で考案し、窯づくりを教えてくださって出来上がりました。
いつもは、生地とソースは「なつかしい未来の会」メンバーで美味しいものをたくさん生み出す信一郎さんに仕込んでもらっています。そして、窯の火は奥野さんが見守って下さっています。
だけど、それだとお二人がいなかったらピザが食べられない!せっかくみんなでつくったピザ窯に、もっともっと活躍してほしい!そのためには、生地やソースの仕込みも練習して、窯の扱いも慣れていかなくては!
そんなこんなで自主練習。まずは、朝一番に窯に火を入れます。窯をしっかり300℃近くまで温めておくことで、長時間美味しいピザがたくさん焼けるのです。この日はなんと、野草の先生あいこさんのお母さまが来てくださっていて、陶芸家さんなので窯の扱いは手慣れたもの。サクサクっと火をつけて見守ってくださいました(笑)。
乾いた杉の葉や、カンナ屑から焚きつけて、少しずつ細い薪から太い薪へと火を育てていきます。ここから窯を温めること3時間。
今回、初登場のダッチオーブンさん。クラウドファンディングのご支援の中から窯の備品として購入させていただきました。ピザ窯を温める間に、この場所で天火をかけつつ待機。あっという間に一品。重ね煮のスープが完成。便利すぎる!
そして、生地を仕込もう!となったなら、前日申し込みで登場してくださったのは、パン教室の信乃先生。現地でピザ生地づくりに、まさに救世主。優しく教えてくれました。「初心者が扱うなら、もう少し柔らかい方が延ばしやすいかも」そう言ってサラサラっと生地の配合も考えてくれました。中には、すでにヨモギ仕込みの生地をつくってきてくれた方も!ビックリしました!私はスタートからは初めてです!
・薄力粉125g ・強力粉125g ・ドライイースト3g
・砂糖10g ・塩3g ・水140g ・オリーブオイル30g
みんなで捏ねる。上の2枚分の材料をボールに測って、最初は手でくるくる混ぜて、水を加えて混ぜてまとめ、オリーブオイルで練り上げて捏ねて、表面がつるっとなったら丸めてラップ。倍に膨らむまで、1時間ほどの発酵タイムです。最初は外に置いていましたが、温度が足りず、車の中へ入れました。
みじん切りの玉ねぎ&にんにく、オリーブオイルでしっかり炒めて、カットトマトを入れて、コトコト煮込み、バジルと塩コショウとタカノツメで味を調える。ピザソースも現地でできました!多才なメンバーのおかげで、ピザの材料が揃いました!!
そして、膨らんだ生地を二つに切って、丸め直して少しのベンチタイム。それから手に油をつけてギュッギュっと延ばしていきます。いつも苦労する生地のばし、この日は上手にできました。どうでしょう?!
ベーコンとチーズと玉ねぎ。基本のトッピングは用意したけれど、もうビックリ!皆さんが持ち寄ってくださったバラエティ豊かなトッピングの数々。面白かったです!ピーマン、イタドリの塩漬け、ソーセージ、ゆでたまご、ゆでジャガイモ、バナナ、パイナップル、アレルギー対応の酒粕チーズ、ハチミツ、ちくわ、小松菜、オキアミ、ミートソース、お餅。
それに加えて、さらに、あいこさんがピザに映える野草を教えてくれて飾りつけ。カキドオシの葉と花、タンポポの花ぴら、など。
子どもならではのカレーパンマンピザのアイディアにはビックリ!!
バラエティ豊かな美しいピザがいっぱいできました!
トッピングの間に、窯の準備。残った熾き火を奥の部屋に押し込んで、窯内をモップでお掃除しつつ蒸気を出します。熱が逃げないように煙突に蓋をして、温度計をセット。300℃の窯を前に、いつも奥野さんに教えていただく手順を思い出しながら、ドキドキしながらやってみました。そして、できました!
前回何度も失敗してバタン!と倒れてしまった奥の部屋との仕切り板は、今回は試しになしでやってみました。「時間が押していたので、ちょっと早めに火を引いちゃったのが、心配だな・・・」なんて思っていたら、案の定少し冷えるのが早い。やっぱり3時間あっためたいなぁ。なんて言いながら。あいこさんママが、裏側から火を足してフォローしてくれたおかげで、最後まで焼ききることができました。
キレイなスイーツピザ、絶品でした!
参加してくれたお兄ちゃんもかぶりつきでいっぱい食べました!
美味しかったね!!
次の自主研修は、今週末の「家づくり&間伐体験イベント」にて。
お楽しみに!!
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