【活動報告】5/18 あいこさんと野草さんぽ

「足元の草がみんな食べ物に見える!(笑)」

「踏んじゃいけない気がしてきた!(笑)」

そんな声があがった初めての「里人」活動。

 2018年5月18日(金)は、中津川市阿木在住の野草ライフ研究家「まつおあいこ」さんにお願いして、「なつみ広場」の野草さんぽを開催しました!

 あいこさんは、365日毎日おうちで飲むお茶を20種類以上の野草でつくり、自給しています。お料理やお手当、草木染やクラフトなどにも野草を使い、日々楽しみながら「野の草で暮らしを彩る」ことを続けてみえます。

 この日は、そんなあいこさんの「野草さんぽ」に興味をもって、赤ちゃん連れのママさんを含む7名が集まりました。

 「なつみ広場」は、大昔のお寺の住職の屋敷跡地で、昔はお蚕さんにあげるクワを採りに来る場所だったり、茶摘みに来る場所だったようです。しかし、その後は長年活用されておらず藪になっていたので、当然農薬なども排気ガスもかかっていない野草摘みには最高の環境です。さぁ、この中に、いったいどれくらいの種類の「食べられる野草」があるのでしょうか?

 あいこさんと一緒に、お話を聴きながら、質問しながら、写真で記録しながら、味見しながら、広場を見回ること1時間。あいこさんが普段お茶やお料理、お手当てなどで活用する野草だけでも、なんと36種類が見つかりました!それでは、リストアップ!!


クワ、ワサビ、タンポポ、スギナ、カキ、ヤエムグラ、アケビ、ヒメジオン、ハルジオン、シロツメクサ、ハコベ、ギシギシ、カラムシ、カキドオシ、ユキノシタ、ノビル、セイタカアワダチソウ、ナズナ、ノイチゴ、ヨメナ、オオバコ、カタバミ、サンショ、カラスノエンドウ(カスマ草いろいろ)、イノコズチ、フキ、セリ、ヘビイチゴ、ヨモギ、ミツバ、チャ、クコ、ミョウガ、ドクダミ


毒草も2種類、クサノオウ、ムラサキケマンが見つかりました。

 参加してくれた3才の男の子は、ヘビイチゴ集めに夢中!ザルいっぱい集めてくれました。焼酎につけると虫刺されに効くと言われています。

 ちなみに、この素敵な光景。親子じゃないんですよ。初めて会った大人と子どもでも、まるで親子や、祖父母と孫のように、あったかい雰囲気で過ごせちゃうのが「なつみ広場」の不思議な魅力。

 たっぷり集めたミツバセリは、さっそくお昼におひたしにしていただきました。口いっぱいに爽やかな香りが広がります。タンポポの茎も、かじると甘くてビックリ。カタバミの酸っぱさにもビックリ。ギシギシのヌルヌルも面白かった。お家からも、20種類以上ブレンドした野草茶と、イタドリの塩漬け、タンポポの醤油漬けをもって来てくれました。

 ピザの生地にヨモギカキドオシを練り込んだり、タンポポの花やカキドオシの葉を、上にトッピングしたり。あいこさんのセンスは、すごく素敵。見た目にも美しくて、味も香りも爽やかな和ハーブピザが生まれました。

 「お洗濯干しましょ~♪」なんて言いながら、ヒメジオンの葉っぱをめくってヒラヒラ。野原の遊びも、色々あるんですね!オオバコ相撲は、子どもの頃よく遊んだという人も多いのではないでしょうか?

 足元で、いつも邪魔者扱いされて「雑草」と呼ばれている野の草たち。かつての人たちのように、そしてまた新しいアイディアで、その恵みを暮らしに取り入れたら、本当に彩り豊かで健康になれそうな気持ちになりました。足元には、「宝もの」がいっぱい!

 不定期に「野草暮らしの勉強会」を開催してくださっているあいこさん。「なつみの里」でも、時々あいこさんにお願いして、さらにこの「宝もの」を活かすための学びの機会をつくっていきたいと思います。そして、「野の草」を地域の資源として、恵みをいただけるように、試行錯誤をしてみたいと思います!


⇒ 石窯ピザ自主研修のお話へ、つづく。

https://natsukashiimirai2015.amebaownd.com/posts/4245015

なつみの里だより

山里の知恵と技と心をつなぎ、豊かな地域の未来をつくる「なつかしい未来の会」の活動紹介ページです。

0コメント

  • 1000 / 1000